英治出版オンライン

英治出版の書籍をより楽しむコンテンツ、よりよい未来をつくるアイデア、読者を応援する企画を発信します。

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マガジン

  • 職場で「儀式」を実践!

    5本

    『「儀式」で職場が変わる』で紹介されている、職場での儀式の実践記事をまとめています。

  • 学習する組織×セルフマネジメント

    8本

    日常生活やチーム、組織で起きる課題は、どれも複雑に絡み合った「システム的」なものばかりです。システム思考を基軸とする『学習する組織』は、自己・組織を変革する方法が示され、英治出版のロングセラーとして多くの方々に支持されています。 しかし『学習する組織』の読者からこんな声が多く聞かれました。 「本の内容を実践しようと思っても、まず何をすれば良いかわからない」 「学習する組織を試してみたが、チームの中で浮いてしまい、うまく進められない」 本で知ったことを実践できない、という課題を持つ人は少なくありません。そこで私たちは、 ・読書と実践をつなげる ・この場に集った人たちの同僚や家族にもポジティブな変化をもたらす ・新しく学んだことをその場限りではなく、継続する これらをともに考え、行動する場とコミュニティ「学習する組織×セルフマネジメント」を企画しました。

  • 連載:「好き」を言語化しよう

    19本

    道徳の教科化が始まり、「忖度」が流行語となる時代。善悪の判断や他人への配慮が問われる一方で、飛び抜けた活躍をする人たちはみな、自分自身の「好き」を表明し、徹底的に追い求めている。社会を動かすのは、正しさ以上に「好き」を原動力にしている人たちではないだろうか。 この連載では、国際舞台で戦う日本企業の発信を長年支援し、4年間で延べ1万5,000人以上の子どもたちに「話す力」を育む出前授業を行ってきた著者が、自らの「好き」を言語化する力の可能性を、プレゼンやチームづくりなどの様々な場面における効用を示しながら探る。

  • Next Stage Organizations

    17本

    ティール組織、ホラクラシー……いま新しい組織のあり方が注目を集めている。しかし、どれかひとつの「正解」があるわけではない。2人のフロントランナーが、業界や国境を越えて次世代型組織(Next Stage Organizations)を探究する旅に出る。

  • なぜ「心理的安全性」が必要なのか

    6本

    近年、ビジネスや組織論の文脈て注目されている「心理的安全性」。様々な誤解も生じているこのコンセプトの本質は何か、そして、これからの組織にとってなぜ必要なのかを考えます。

リンク

職場で「儀式」を実践!

『「儀式」で職場が変わる』で紹介されている、職場での儀式の実践記事をまとめています。

くわしく見る

仙台市・荒井児童館で実践! コミュニケーションを増やすちょっとした工夫 【儀式実践レポート②】

今回、NPO法人アスイクさんでは荒井児童館(仙台市)を舞台に、2つの儀式に挑戦してくださりました。 儀式15「パワーアップボタン」ボタンを探す冒険から始まる 儀式15「パワーアップボタン」は、職場でみんながよく通る場所にボタンやスイッチを模した張り紙、絵を貼るという儀式です。それを繰り返し触っているうちに、仕事でやる気を出したり自信をつけたりするための習慣となることを目指しています。ちょうど、スポーツ選手が試合前に行うルーチンのようなことです。 ★この儀式のよいところ★

職場の儀式って、いったい何なんですか?──『「儀式」で職場が変わる』本文概要をイラスト付きで公開

2024年4月3日発売の『「儀式」で職場が変わる』(原題:Rituals for Work)は、個人、チーム、組織の働き方をデザインするちょっとヘンな50の儀式アイデアを紹介した書籍です。 本書は、スタンフォード大学dスクールでの「職場の儀式」の研究に基づいて執筆されたものです。昨今、ボトムアップで職場の文化を変革する一つのアプローチとして注目が集まっています。 トップダウンで示される社訓や企業スピリットは、明文化されているため多くの人に伝えることができますが、言葉だけで

”社員が主役!”英治出版とカヤックが挙げた日本初(?)「組織の結婚式」の舞台裏

2月29日、英治出版は面白法人カヤックの子会社となり、面白法人グループに仲間入りしました。 グループ参画にあたり、英治出版とカヤックで「組織の結婚式」を行いました。 このアイデアは、当社が4月3日に刊行する『「儀式」で職場が変わる──働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア』(クルシャット・オゼンチ、マーガレット・ヘイガン著、齋藤慎子訳)で紹介されているものです。 英治出版とカヤックで行った「組織の結婚式」は対話と協働、そして遊び心に満ちた両社らしいイベントでした

あなたの会社でも「儀式」をやってみませんか?【『儀式で職場が変わる』プレゼント】

『「儀式」で職場が変わる』(2024年4月1日発売)の出版を記念して、「儀式」の実践企業・団体向けにプレゼントキャンペーンを実施します! この本について社訓や企業スピリットなどで明示されるもの以外にも、それぞれの組織には、目に見えない職場文化が存在しています。よりよい働き方をするための職場を「儀式」を使ってデザインしてみませんか?と提案するのがこの本です。 「儀式」というと伝統的でおごそかなものを想像するかもしれませんが、本書では日常的に行える手軽なアイデアや、イベントと

学習する組織×セルフマネジメント

日常生活やチーム、組織で起きる課題は、どれも複雑に絡み合った「システム的」なものばかりです。システム思考を基軸とする『学習する組織』は、自己・組織を変革する方法が示され、英治出版のロングセラーとして多くの方々に支持されています。 しかし『学習する組織』の読者からこんな声が多く聞かれました。 「本の内容を実践しようと思っても、まず何をすれば良いかわからない」 「学習する組織を試してみたが、チームの中で浮いてしまい、うまく進められない」 本で知ったことを実践できない、という課題を持つ人は少なくありません。そこで私たちは、 ・読書と実践をつなげる ・この場に集った人たちの同僚や家族にもポジティブな変化をもたらす ・新しく学んだことをその場限りではなく、継続する これらをともに考え、行動する場とコミュニティ「学習する組織×セルフマネジメント」を企画しました。

くわしく見る

「学習する組織×セルフマネジメント」全6回・3か月の学びを凝縮してご紹介します。

「学習する組織×セルフマネジメント」とは、マネジメントの名著『学習する組織』(英治出版)と、国内外のリーダーに支持される「セルフマネジメント」を同時に深く学べる、これまでにない実践プログラムです。 経営者、起業家、新規事業マネジャー、組織開発コンサルタント、人事、学校教員、編集者など様々な方に参加いただき、このプログラムを2022年からともに育んできました。 本記事では、「学習する組織×セルフマネジメント」第4期(2024年夏開催)の参加者から2名の「200字体験談」をご

学セってなんだ? 起業家、集団の励まし効果で早く寝る。

多忙極めてバーンアウト状態、何かを変えたい 稲墻さん:プログラムが終わってちょうど2か月ですね。お久しぶりです。 山田さん:あっという間ですね。ご無沙汰しています。 稲墻さん:ちょっとずつ学セでの学びや気づきを思い出していきましょうか。 山田さん:ああ…Day1とかDay2の頃は、心身ともにボロボロでした…。 稲墻さん:ジェット(注:山田さんの愛称)はとにかく自分でがんばる、率先して全力でやる、その反動でだんだんパフォーマンスを出せなくなる。そういう自分にちょっとイラ

継続して学ぶと、どんないいことがある?(学習する組織×セルフマネジメント 参加者インタビュー)

2か月かけて学んだのに・・・体に残っていない(里見)2022年6月から8月に開催された学セ第1期に参加しました。自分の職場を学習する組織にしたいと思ったのが参加のきっかけです。 第1期の2か月間はとても充実していました。さまざまなツールや考え方を知り、ともに学ぶ仲間と出会えました。でもプログラムが終わって少し経って気づいたんです。「あれ、あんまり残っていない」と。 もちろん、ファシリテーターの福谷さんと稲墻さんが言われていたこと、参加者のみんなと一緒にワークしたり話したり

ワークショップの学びを日常で続ける工夫(学習する組織×セルフマネジメント 参加者インタビュー)

事実+思考だけでは気づけないこと田中:豊田さん、よろしくお願いします。プログラム中と同じく今日も「とよさん」と呼ばせてください。 とよさんは、このプログラムに参加される前から、ファシリテーターの福谷さん主催の「学習する組織」のコミュニティに参加されていたんですよね。 豊田:以前から「学習する組織」をもっと深く広く学びたいという思いがありました。そしてセルフマネジメントの源流であるピーター・ドラッカーは最近ふたたび注目を集めていて、学習する組織とのコラボレーションに純粋にワ

連載:「好き」を言語化しよう

道徳の教科化が始まり、「忖度」が流行語となる時代。善悪の判断や他人への配慮が問われる一方で、飛び抜けた活躍をする人たちはみな、自分自身の「好き」を表明し、徹底的に追い求めている。社会を動かすのは、正しさ以上に「好き」を原動力にしている人たちではないだろうか。 この連載では、国際舞台で戦う日本企業の発信を長年支援し、4年間で延べ1万5,000人以上の子どもたちに「話す力」を育む出前授業を行ってきた著者が、自らの「好き」を言語化する力の可能性を、プレゼンやチームづくりなどの様々な場面における効用を示しながら探る。

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まず、大人が学び、変化しよう。子どもの「話す力」とインクルーシブな未来のために(木村泰子さん、竹内明日香さん対談イベントレポート)

『すべての子どもに「話す力」を──1人ひとりの未来をひらく「イイタイコト」の見つけ方』は、子どもたちの「話す力」を育むことの大切さ、そのために必要な社会・学校・教室の変化、そして大人がなすべきことが綴られた本です。 本書の出版を記念し、著者の竹内明日香さんと、大阪市立大空小学校の初代校長・木村泰子さんによるオンライン対談イベントが行われました。 竹内さんは一般社団法人アルバ・エデュ代表理事として、「話す力」を育む授業を公教育の場に届ける活動を続けてこられました。授業を届け

教育のラストワンマイル──なぜいま「話す力」は重要なのか(『すべての子どもに「話す力」を』第2章公開)

言い出しっぺのプレゼンで世の中は変えられる2011年3月11日。東日本大震災で発生した津波が迫るなか、当日登校していた小中学生が一人も命を落とさなかった岩手県釜石市。その奇跡を起こしたのはプレゼンの力でした。 そのプレゼンをしたのは、群馬大学名誉教授であり、工学者で防災研究家の片田敏孝氏です。彼は2004年に22万人もの犠牲者が出たスマトラ島沖地震の調査をするなかで、日本には避難勧告を出しても避難しない人たちが多数いることが心配になり、縁のあった釜石市で活動を始めました。

どんな子でも、話せるようになる(『すべての子どもに「話す力」を』第1章公開)

意見を言えない子どもたち私は外国人投資家のプレゼンに同行する仕事をしながら、2014年から一般社団法人アルバ・エデュという、子どもの「話す力」を高める団体を運営しています。幼稚園から大学まで、各世代の教育現場で教員研修やモデル授業をおこなったり、教材を提供したり、オンラインを含む公募のワークショップを開催したりしています。2022年2月時点で、4万人以上の子どもたちに授業を届けてきました。 そのなかで、いろいろなタイプの「話せない」子たちに出会ってきました。 人前に出ると

『すべての子どもに「話す力」を』はじめに公開

私は話せない子でした。 母が骨髄炎で入退院を繰り返していたので、幼稚園のあいだも祖母や親せきの家に預けられ、苦手な食べ物を苦手と言い出せず、「明日はどこに行くのだろうか?」と毎日おびえて過ごしていました。 父の仕事の関係で、幼稚園の最終年から小学3年生まで海外にいました。英語がしゃべれないのに現地校に入ったので、トイレに行くにもなんて言ったらよいかわからない。白人だけのクラスに有色人種は私ひとり。お弁当を見ては「臭い」と言われ、髪の毛が黒いことで何度もいじめられました。当

Next Stage Organizations

ティール組織、ホラクラシー……いま新しい組織のあり方が注目を集めている。しかし、どれかひとつの「正解」があるわけではない。2人のフロントランナーが、業界や国境を越えて次世代型組織(Next Stage Organizations)を探究する旅に出る。

くわしく見る

『ティール組織』の次本2(嘉村賢州:home’s vi代表理事)

株価の下落、従業員の意欲低下、元CEOのスキャンダル、創業者と取締役会の対立……まさに瀕死の状態から事業再生、そして大きな成長を遂げたアメリカ家電量販店大手のベスト・バイ。 同社のV字回復の原動力となったパーパスを目にしたとき、私は率直に「こんなに広くていいの?」と思いました。 「テクノロジーを通して、人々の暮らしを豊かにする」 この一文だけ読むと、ベスト・バイに限らず、他のさまざまな企業が掲げていてもおかしくないパーパスです。 しかし読み進めていくうちに私は確信しま

【オンラインイベント】ティール組織探求シリーズ Vol.4〜 Purpose & Source 人と組織の「存在目的」をどのように探求するか?(2020/8/21開催)

次世代の組織論として大きな反響を呼んでいる『ティール組織』。たったひとつの「正解」があるわけではないこのモデルをさまざまな事例・実践から掘り下げるのが「『ティール組織』探究シリーズ」です。 今回のテーマは、ティール組織の3つの特徴のひとつである「存在目的」。 2019年には著者のフレデリック・ラルーさんが来日し、日本初のティール組織カンファレンス「Teal Journey Campus」でご自身の人生の旅路と存在目的の探求方法について語られました。 また、『ティール組織』

医療界のティール組織は、現場の課題をどう乗り越えているか?(ティール組織探求シリーズVol.3レポート)

2020年3月14日にオンラインで開催した【『ティール組織』探求シリーズVol.3 ~「組織の現実」にどう向き合うか】。本イベントでは、『ティール組織』に事例として取り上げられた〈ビュートゾルフ〉と〈ハイリゲンフェルト〉の経営者がそれぞれの組織の実践を語り、本連載の著者である吉原史郎さんと嘉村賢州さんとともに、組織の現実との向き合い方を探求した。(執筆:やつづかえり、編集:下田理、写真:安村侑希子、バナー画像:by truthseeker08 from Pixabay) 「

【記録動画全編と登壇資料を有料配信します】オランダ、ドイツ、日本のティール組織実践者が語った「組織づくりのリアル」

2020年3月14日にオンライン配信で開催した『ティール組織』探求シリーズVol.3 ~「組織の現実」にどう向き合うか 。ティール組織の事例として取り上げられた〈ビュートゾルフ〉のタイス・デ・ブロックさん、〈ハイリゲンフェルト〉のヨアヒム・ガルシュカさん、そして本連載の著者である吉原史郎さんと嘉村賢州さんが、それぞれの実践を共有し、組織づくりのリアルを探求しました。 今回、当日参加できなかった方のために、Zoomの記録動画全編と登壇資料を共有いたします。みなさまの探求に、ぜ

¥2,000

なぜ「心理的安全性」が必要なのか

近年、ビジネスや組織論の文脈て注目されている「心理的安全性」。様々な誤解も生じているこのコンセプトの本質は何か、そして、これからの組織にとってなぜ必要なのかを考えます。

くわしく見る

心理的安全性の基本をできるだけわかりやすく。マンガ「心理的安全性の一丁目一番地」を公開します。

©︎ 桜山トン吉/コルク ©︎ ワタベヒツジ/コルク 

『心理的安全性のつくりかた』の著者が語る『恐れのない組織』の魅力

「心の持ちよう」だけでなく、「働く環境」が大事なんだ――まず、心理的安全性に関心を持ったきっかけについて教えてください。 石井:もともと、一人ひとりが情熱や才能を輝かせるにはどうすればよいか、ということに興味がありました。この問いに対して、認知行動療法などをベースにまとめたのが前著『悩みにふりまわされてしんどいあなたへ』です。 精神科医の友人と一緒に書いたこの本にも収録した、計算ドリルのように自分一人で問いに回答していくワークを通じて、その場でメンタルによい変化を起こすこ

『恐れのない組織』の「解説」を公開します。

51,598 これは、エイミー・エドモンドソン教授の論文と書籍が引用された総回数である。また彼女が、1999年に米国経営学界で最も権威ある雑誌Administrative Science Quarterlyで、心理的安全性を初めて提唱した論文[1]の引用回数は8810回にものぼる[2]。 論文の価値は引用数で決まるとも言われる。引用数は、学術界の注目度や発見の貢献度を意味するからだ。すごい学者と太鼓判を押すための明確な数字があるわけではないが、この数字を得られる経営学者は

〈普通の仕事〉にこそ、心理的安全性:篠田真貴子(エール株式会社取締役)

──ここ数週間、本のタイトルを悩んでいたんです。「心理的安全性」という言葉を使うか、それとも原題の「The Fearless Organization」を踏襲するか。数日前にようやく『恐れのない組織』に決まりました。 篠田:noteにも書きましたが、心理的安全性はかなり誤解されていると私は感じています。うっかり心理的安全性と言ってしまうと、「あんなものは」と否定的に思っている方に届かない。心理的安全性を肯定的に思っている方も「私が思っていたのと違う」と多分がっかりする。