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まず、大人が学び、変化しよう。子どもの「話す力」とインクルーシブな未来のために(木村泰子さん、竹内明日香さん対談イベントレポート)
『すべての子どもに「話す力」を──1人ひとりの未来をひらく「イイタイコト」の見つけ方』は、子どもたちの「話す力」を育むことの大切さ、そのために必要な社会・学校・教室の変化、そして大人がなすべきことが綴られた本です。
本書の出版を記念し、著者の竹内明日香さんと、大阪市立大空小学校の初代校長・木村泰子さんによるオンライン対談イベントが行われました。
竹内さんは一般社団法人アルバ・エデュ代表理事とし
教育のラストワンマイル──なぜいま「話す力」は重要なのか(『すべての子どもに「話す力」を』第2章公開)
言い出しっぺのプレゼンで世の中は変えられる2011年3月11日。東日本大震災で発生した津波が迫るなか、当日登校していた小中学生が一人も命を落とさなかった岩手県釜石市。その奇跡を起こしたのはプレゼンの力でした。
そのプレゼンをしたのは、群馬大学名誉教授であり、工学者で防災研究家の片田敏孝氏です。彼は2004年に22万人もの犠牲者が出たスマトラ島沖地震の調査をするなかで、日本には避難勧告を出しても避
どんな子でも、話せるようになる(『すべての子どもに「話す力」を』第1章公開)
意見を言えない子どもたち私は外国人投資家のプレゼンに同行する仕事をしながら、2014年から一般社団法人アルバ・エデュという、子どもの「話す力」を高める団体を運営しています。幼稚園から大学まで、各世代の教育現場で教員研修やモデル授業をおこなったり、教材を提供したり、オンラインを含む公募のワークショップを開催したりしています。2022年2月時点で、4万人以上の子どもたちに授業を届けてきました。
その
『すべての子どもに「話す力」を』はじめに公開
私は話せない子でした。
母が骨髄炎で入退院を繰り返していたので、幼稚園のあいだも祖母や親せきの家に預けられ、苦手な食べ物を苦手と言い出せず、「明日はどこに行くのだろうか?」と毎日おびえて過ごしていました。
父の仕事の関係で、幼稚園の最終年から小学3年生まで海外にいました。英語がしゃべれないのに現地校に入ったので、トイレに行くにもなんて言ったらよいかわからない。白人だけのクラスに有色人種は私ひと
「話す力」は本人だけの問題ではない。取り巻く環境をどう変えていくか(編集後記)
連載『「好き」を言語化しよう』をご愛読いただきありがとうございました。2019年4月に始まったこの連載は、8月23日に最終回を迎え、翌週の30日にフィナーレとなるイベントを開催し、完結となりました。
この記事では、連載の担当編集者である英治出版・上村が、著者・竹内明日香さんとの出会いから連載を通じて感じたことまでを、編集後記として綴りました。
なぜこの連載は始まったのか──「話す力」は自己肯定感
「好き」を語る子どもであふれる未来は、私だけの夢ではなくなった(竹内明日香)
世間の「正しさ」にとらわれない、主観的な「好き」を表現することの重要性を探求してきた本連載。最終回となる今回は、公教育の現場に「話す力」を育む出張授業を届け続けてきた著者が今感じている手応え、課題、展望を語る。子どもたちが「好き」を言葉にできる社会に向けてのラストメッセージ。
著者:一般社団法人アルバ・エデュ代表理事 竹内明日香
子どもたちの「好きの言語化」をサポートしてきた思い私は国際金融業務
【参加募集中!】「正しさ」よりも「好き」を大事にする社会をどうつくるか:成澤廣修(文京区長)×横尾敬介(経済同友会終身幹事)×竹内明日香(一般社団法人アルバ・エデュ代表理事)
~こんな方におすすめ~
・仕事において、正解主義にとらわれないそれぞれの主観の大切さを感じている方
・子どもの可能性を開くことに関心がある方
・分野を問わず、自身の「好き」の気持ちを表現することの意義を考えたい方
AI時代においては、「正しい答えを出す」仕事は徐々に人々の手から離れていく。しかし教育現場では、今でも「決まった正解」が求められてしまいがち。主観的な「好き」を堂々と語れていた子どもた
日本で起業家が少ない、見過ごされがちなもう一つの理由(竹内明日香)
中小企業白書(2017年版)によれば、日本の「起業無関心者」の割合は7割を超え、欧米諸国の2倍に近い。なぜ日本に起業家が少ないのか? 様々な理由が語られてきたなかで、国際舞台で活躍する企業のビジネスマンから幼稚園児まで、幅広く「話す力」の支援を行ってきたアルバ・エデュの竹内明日香さんが考えることとは。
日本に起業家が少ない理由には、一般的には「ロールモデルがいないから」「起業家の地位が低いから」
人に刺さり、人が集まる「S字の自己紹介」(竹内明日香)
多くの人が苦手意識を持つとも言われる「自己紹介」。あなたにとって、「成功した自己紹介」とはどんなものだろうか。国際舞台で戦う日本企業のプレゼンを長年支援し、1万5,000人以上の子どもたちの「話す力」を育んできた著者が、人を呼び寄せる「S字の自己紹介」という独自の手法を語る。
自己紹介はなぜ難しいのか?
私は幼稚園児から大人まで、プレゼンテーションを教えています。このプレゼンテーションのなかで、
なぜ結婚式の主賓スピーチはつまらないのか(竹内明日香)
国際舞台で奮闘する企業のプレゼンを長年支援し、1万5,000人以上の子どもたちに「話す力」を育む出前授業を届けてきたアルバ・エデュの竹内明日香さん。そんな竹内さんが面白さの大きな違いを感じるのが、結婚式などの場における「主賓スピーチ」と「友人挨拶」。いったいどんな要素が面白さを左右するのだろうか?
お祝いの席で「早くこのスピーチ終わらないかな」「乾杯の音頭が長過ぎてビールの泡が消えちゃうよ」と思
勢いのある企業が社員の「得意」よりも大事にしていること(竹内明日香)
あなたが経営者なら、社員の配属において何を一番重視するだろうか? 自社の成果を求めるのであれば、その社員の「得意」を活かすことに目を向ける場合が多いのでは。しかしそれだけでは、長期的に見れば必ずしもいい結果に結びつかないことも。「得意」を最重要視せずとも勢いのある会社は、何をどのように大事にしているのか。これまで国内外900社と仕事をしてきた著者が考える。
「得意なこと」を任せて失敗した思い出
強いチームは「苦手」を克服させない(竹内明日香)
「好き」への情熱以上に目が向いてしまいがちなのが、「苦手」への劣等感。私たちはそんな「苦手」とどう向き合うべきなのか。
国際舞台で奮闘する企業のプレゼンを長年支援してきた竹内明日香さんが、アップルやインテルなどの世界的企業から、サッカーのスタープレイヤーや漫画『ONE PIECE』のキャラクターまで、幅広い事例をもとに考える。
起業をするときにチームを組むことを「チームアップ」と言いますが、この
「不得意だけど好き」と「嫌いだけど得意」はどちらが強いのか(竹内明日香)
「好き・嫌い」と「得意・不得意」という、似ているようで異なる概念。それらはいったい何が違い、人生においてどちらが優先されるべきなのか。子どもたちに「話す力」を育む出前授業を展開し、特に自分のなかにある「好き」を言語化する重要性を説いてきた著者が考えることとは。
「不得意だけど好き」「嫌いだけど得意」、どっちを優先する?勉強でも仕事でもスポーツでも、「好きで、しかも得意」なものがあれば鬼に金棒です
日本の20代の好奇心はスウェーデンの60代並み!?(竹内明日香)
子どもたちの「話す力」を育む出前授業を展開し、特に自分のなかにある「好き」を言語化する重要性を説いてきた著者。今回の記事では、そもそもその「好き」を持つための大元となる「好奇心」をいかに強めるかを、日本人の現状を示す衝撃的なデータを取り上げながら考える。
イキイキと力強く生きる人に共通するものみなさんの周りで、楽しそうにしている人、イキイキと仕事で活躍している人、力強く人生を送っている人を想像し