はじめて担任したのは、「残された時間」を生きる生徒だった(『夢中になれる小児病棟』の第2章一部を公開します)
6月9日発売の『夢中になれる小児病棟――子どもとアーティストが出会ったら』(松本惠里著)。長期入院する子どもたちにアートを届ける活動の経緯と思いを綴った一冊です。
教師になって初めて赴任した先は院内学級でした。長期入院する子どもたちのための病院内にある学校です。このとき担任した子どもたちとの出会いが、活動へと大きく後押しするきっかけとなります。どんな出会いがあったのでしょうか。本書の「第2章 院内学級という原点」のなかで、院内学級の子どもたちについて書いた部分を公開します。