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コレクティブ・インパクト創出、一歩目の挫折から生まれた二歩目:『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』著者来日シンポジウムレポート(竹之下倫志)
一つの組織ではなく、幅広いコラボレーションによって社会全体で問題解決を目指す手法である「コレクティブ・インパクト」。その実践書『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』の読者で、いじめ構造変革プラットフォーム(PIT)共同発起人の竹之下倫志さんに、著者デイヴィッド・ストロー氏来日シンポジウム参加を通して考えたことを綴っていただきました。登壇者たちの言葉もふんだんに引用される本記事、イベントの記録と
もっとみる仕事のつながり、心のつながり(村瀬俊朗:早稲田大学准教授)
五月のある夜、ネット論客たちの議論を聞きながら食器を洗っていると、気になる発言が耳に飛び込んできた。
「リモートワークが進むと、仕事の達成度の見える化が顕著になる。今までの社内の無駄話や面倒な人間関係が少なくなり、作業に集中でき、仕事が捗る」
「リモートを活用して効率性を上げられる奴だけが生き残る」
──なぜか彼らの発言が頭から離れなかった。
私は10年以上前からリモートで仕事をしている。
医療界のティール組織は、現場の課題をどう乗り越えているか?(ティール組織探求シリーズVol.3レポート)
2020年3月14日にオンラインで開催した【『ティール組織』探求シリーズVol.3 ~「組織の現実」にどう向き合うか】。本イベントでは、『ティール組織』に事例として取り上げられた〈ビュートゾルフ〉と〈ハイリゲンフェルト〉の経営者がそれぞれの組織の実践を語り、本連載の著者である吉原史郎さんと嘉村賢州さんとともに、組織の現実との向き合い方を探求した。(執筆:やつづかえり、編集:下田理、写真:安村侑希子
もっとみるエドガー・シャインの世界 ⑦『謙虚なリーダーシップ』読書ガイド(第9章所収)
人と組織の研究に多大な影響を与えてきた伝説的研究者、エドガー・シャイン。半世紀にわたる研究の集大成『謙虚なリーダーシップ』の出版に合わせて、これまで弊社から出版している過去作品をご紹介してきました。今回は最新作『謙虚なリーダーシップ』の第9章に収録されている、エドガー・シャインら著者が厳選した読書ガイドを公開します。本書に関連する著作が多数紹介されていますので、より深い学びへの入口としてご活用くだ
もっとみるエドガー・シャインの世界 ⑥『謙虚なリーダーシップ』──「はじめに」全文公開
人と組織の研究に多大な影響を与えてきた伝説的研究者、エドガー・シャイン。半世紀にわたる研究の集大成『謙虚なリーダーシップ』の出版に合わせて、これまで弊社から出版している過去作品をご紹介してきました。今回は最新作『謙虚なリーダーシップ』の「はじめに」を全文公開いたします。
本書のテーマ
リーダーは常に「スーパースター」として、英雄のように、大胆かつ非凡なことをしなければならない。そんな考え方をする