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連載「映画で貧困は救えるか」

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途上国の子どもたち向けに移動映画館を展開する著者。カンボジアをはじめとした世界各国5万人以上に映画を届けてきた実績とは裏腹に、活動の存在意義を自問自答する日々。食糧やワクチンを届… もっと読む
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2019年3月の記事一覧

行動を止めない、思考も止めない、迷いとともに:「『迷い』と向き合い続ける力」イベントレポート(小林祐子)

行動を止めない、思考も止めない、迷いとともに:「『迷い』と向き合い続ける力」イベントレポート(小林祐子)

「迷い」という言葉を聞くと、多くの人はネガティブな印象を抱くのではないでしょうか? だけど実は、「迷い」を安易に捨てて手近な「正解」に飛びつくのではなく、「迷いと向き合い続けること」に備わる力もあるのではないか。

そんなテーマを掲げ、迷いや葛藤と向き合う機会が多いであろう途上国や被災地で活動する二人の登壇者をお招きしてトークイベントを開催、そこに参加した小林祐子さん(英治出版オンライン 編集パー

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オフ日記「いつでも歩けば映画に当たる」(教来石小織)

オフ日記「いつでも歩けば映画に当たる」(教来石小織)

カンボジアをはじめとする途上国で移動映画館を展開する、World Theater Project代表の教来石さん。活動から離れた日常のなかでも、彼女のまわりにはいつも「映画」の存在が。
今回は、いつもと違うオフモードの日記テイスト。そのなかにも顔を出す映画の匂いと、教来石さんの感性を存分にお楽しみください。日記のなかには、教来石さんの次なる行動の影も…

3月某日 雨英治出版オンラインの記事がご縁

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映画で少数民族が抱える課題に挑む――代表の私には見えなかった新しい活動の可能性(教来石小織)

映画で少数民族が抱える課題に挑む――代表の私には見えなかった新しい活動の可能性(教来石小織)

途上国で移動映画館を展開するWorld Theater Projectの教来石さん。しかし、様々な事情でなかなか頻繁には現地に行けないコンプレックスが。
それにもかかわらず、活動地域は広がり続け、さらには当初想定していなかった映画の新しい可能性も見え始め――。

代表なのに現地に行けないコンプレックスおそらく会話のきっかけを探してくださってのことだろう。会う人会う人、「カンボジアにはどのくらい行か

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