村瀬俊朗 連載「チームで新しい発想は生まれるか」

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なぜある人は失敗に押しつぶされ、別の誰かは耐え抜けるのだろう。(村瀬俊朗:早稲田大学准教授)

遠藤章博士をご存じだろうか。コレステロール値を低下させるコレステロール合成阻害剤の1つ「コンパクチン」を発見した科学者である。

コンパクチンは、三大死因の2つである「冠動脈疾患」と「脳血管疾患」の予防と治療に有効な合成物質と言われ、この疾患に苦しむ患者は国内で1450万人にのぼる[1]。遠藤は当時、三共株式会社(現第一三共株式会社)に勤め、現在はバイオファーム研究所の所長だ。

コンパクチンの発

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コア・エッジ理論で、アイデアに「正当性」を与える(村瀬俊朗:早稲田大学准教授)

巨大製薬会社ファイザーに勤めるジョージ・コヘンは、ある日こんな妄想を抱いた。

「社内の優秀な人材が、重要な業務により多くの時間を費やすことはできないだろうか?」

そしてコヘンは2005年、米国の内外に簡単な作業を発注できる社内向けサービス「pfizerWorks」を開発する[1]。コヘンの同僚に試作品を試してもらうと、その多くが気に入り継続を希望した。

しかしpfizerWorksはサイドプ

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研究、研究、ときどき本(村瀬俊朗)

※7月某日、オンラインチャットでの一幕。
村瀬:先日お伝えした右手の腱鞘炎の手術ですが、しばらくギブス生活なので、次の記事を書けるのは9月以降になりそうです。ごめんなさい。
山下(連載担当):ゆっくり静養してください。と言いたいところですが、間が空いてしまうので、インタビュー記事を入れてもいいですか?
村瀬:もちろんです。なにを話しましょうか。
山下:村瀬さんが熱く語れる本を三冊、用意していただけ

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