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村瀬俊朗 連載「チームで新しい発想は生まれるか」

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新しいものを生みだすことを誰もが求められる時代。個人ではなくチームでクリエイティビティを発揮するには何が必要なのか? 凡庸なチームと創造的なチームはどう違うのか? 多様な意見やア…
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なぜピクサーは「チームで創造性」を生みだせるのか?(村瀬俊朗)

なぜピクサーは「チームで創造性」を生みだせるのか?(村瀬俊朗)

アメリカと日本で10年以上にわたってチームワークを研究してきた、早稲田大学准教授・村瀬俊朗さんの連載「チームで新しい発想は生まれるか」。第2回は、創造性を阻害する「思考の枠組み」とそれを打破する方法に迫る。

新しい組み合わせを阻害するもの前回は、異なる情報の組み合わせから創造性は生まれること、そして異なる情報は個人より集団のほうが多く集まることから、チームは個人の創造性を超えると主張した。

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「一人の天才よりチームの方が創造性は高い」と、わたしが信じる理由(村瀬俊朗)

「一人の天才よりチームの方が創造性は高い」と、わたしが信じる理由(村瀬俊朗)

ここに、多様な経験や知識を持ったメンバーがいる。だれもが、人々を熱狂させる商品・サービスを生むために懸命に取り組んでいる。しかし、出てくるのは凡庸なアイデアばかり。メンバー一人ひとりの専門性や見識が活かされない。――やはり、創造性とは「孤高の天才」に宿るのか。チームで新しい発想を生みだすことはできないのか? 10年以上にわたりチームワークのメカニズムを研究してきた気鋭の経営学者が「チームの創造性」

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