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連載「映画で貧困は救えるか」

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途上国の子どもたち向けに移動映画館を展開する著者。カンボジアをはじめとした世界各国5万人以上に映画を届けてきた実績とは裏腹に、活動の存在意義を自問自答する日々。食糧やワクチンを届… もっと読む
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2019年5月の記事一覧

「生まれ育った環境」とは何か。——ネパールで考えた問いと、移動映画館の新しい可能性。(教来石小織)

「生まれ育った環境」とは何か。——ネパールで考えた問いと、移動映画館の新しい可能性。(教来石小織)

途上国で移動映画館を展開するWorld Theater Projectの教来石さん。ネパールの二つの孤児院、社会的に抑圧された「ダリット」の人々が住む村、そしてネパールの映画配達人が届けていたもの...ネパールでの数々の出会いから教来石さんが抱いた問いと、そこから見えた移動映画館の新しい可能性に迫ります。

「途上国で移動映画館」の活動を始めてからの忙しさは、派遣事務員の仕事しかしたことがなかった

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プロが出すべき“成果”とはなんなのか?:「映画で人は救えるか?」イベントレポート(八星真里子)

プロが出すべき“成果”とはなんなのか?:「映画で人は救えるか?」イベントレポート(八星真里子)

「映画とは医療である」と言い切るカンボジア帰りの若き医師と、途上国で展開する移動映画館で子どもたちに夢の種をまくNPO代表が、「娯楽を超える映画の力」について語り合ったイベント『映画で人は救えるか?』。

このイベントに参加した八星真里子さん(英治出版オンライン編集パートナー)は、かつて青年海外協力隊としてニカラグアで国際協力活動に従事。そこで苦い経験を味わった彼女がこのイベントで考えさせられたの

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