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商品の作り方・売り方、一緒に考えませんか?(松崎英吾)

連載:サッカーで混ざる――事業型非営利スポーツ組織を10年経営して学んだこと
視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現に向けて、体験授業から企業研修、国際大会主催、代表チーム強化、企業や行政とのパートナーシップ締結まで幅広く活動する著者。本連載では、10年にわたる試行錯誤を通じて学んだ、スポーツ組織やNPO経営の醍醐味と可能性を考える。

今日は、ブラインドサッカー日本選手権のFINALラウンドの開催日です。ポスターやプログラム、ウェブサイトなどの至るところに、「ブラインドサッカー日本選手権 アクサ ブレイブカップ」と大会の冠スポンサーがついていること、それ以外にもたくさんの企業から協賛・支援をいただいていることを感慨深く思っています。

日本ブラインドサッカー協会(JBFA)の事務局長に就任してから10年。いろいろな変化がありましたが、経営者として特にインパクトが大きかったのが、補助金や助成金にのみ頼らず、自分たちの事業収入を中心に自立経営できるようになってきたことです。

かつてはブラインドサッカー日本代表のユニフォーム協賛でさえ10万円でも見向きもされず、法人に紐づく事業収入は400万円足らず。それが今では法人営業チームがもつ予算は2.2億円にのぼります。

10年もNPO経営者をしていると、他のNPO経営者と知り合い、相談を受ける機会も増えてくるのですが、その際によく聞かれるのが「どうやって事業収入を増やすか?」です。

立ち上げ期が終わり、事業を成長させるフェーズに入った経営者の方々にとって、「事業収入」をもたらす商品を作って売ることは、避けて通れない大きな壁なのだと思います。

JBFAはいまでこそ、自分たちの活動の価値を具現化した商品を開発し、約10種類にわたる豊富なラインナップを揃え、さらには10万円から億の規模までの価格帯を用意しています。また、相手のニーズに合致した提案力、相手との確かな信頼関係を育むための経験値が、自分たちの中に着実に蓄積されていると感じます。

しかし、それはごくごく最近のこと。10年間、本当に失敗の繰り返しでした。その繰り返しの中で私たちが学習したことが、NPOやアマチュアスポーツの経営に携わる方にとって何らかヒントになるのではないか? そんな思いが高まり、この英治出版オンラインの連載と連動した勉強会を企画しました。

題して、「NPOのための、商品の作り方・売り方」。

・商品づくりの第一歩「提供価値の具体化」のコツ
・そもそも「売り物になる」とはどういうことか?
・「確からしい価格」は、顧客との対話で見出す
・「先発、リリーフ、抑え」の営業必勝リレー

などのトピックに沿って、JBFAの事業をケースに取り上げながら、私たちの経験をお伝えできればと思います。

もっとも、私はNPO経営者としてまだまだ発展途上です。同じ問題意識を持つ方々とともに、持続的な活動の基盤となる「商品づくり」についてオープンに語り合う場にしたいと考えています。

8月7日の夜7時から、みなさんとお話しできることを楽しみにしています。

●8/7(火)英治出版オンライン勉強会のご案内
英治出版オンライン連載「サッカーで混ざる」著者の松崎英吾さんとともに、「NPOのための商品の作り方・売り方」をテーマに考え、語り合うイベントです。イベントの詳細・お申し込みはこちらから。

松崎英吾(まつざき・えいご)
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 事務局長。1979年生まれ、千葉県松戸市出身。国際基督教大学卒。学生時代に偶然出合ったブラインドサッカーに衝撃を受け、深く関わるようになる。大学卒業後、ダイヤモンド社等を経て、2007年から現職。2017年、国際視覚障がい者スポーツ連盟(IBSA)理事に就任。障がい者スポーツの普及活動、障がい者雇用の啓発活動に取り組んでいる。(noteアカウント:eigo.m
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