途上国の子どもたち向けに移動映画館を展開する著者。カンボジアをはじめとした世界各国5万人以上に映画を届けてきた実績とは裏腹に、活動の存在意義を自問自答する日々。食糧やワクチンを届…
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#選択肢
映画からもらった夢に乗って、いま私は生きている(教来石小織)
6年間にわたり途上国の子どもたち向けに移動映画館を展開してきた著者。活動のなかで感じる葛藤や可能性と向き合っていく本連載ですが、そもそもなぜこの活動は始まったのでしょうか? 映画の力を信じる原点には、著者自身が映画に救われた体験がありました。
連載:映画で貧困は救えるか――「途上国×移動映画館」で感じた葛藤と可能性
心の貧困を知っている。
心がどんどん貧しくなるのはどんなときかということも。そ
ただ生きるためだけなら、映画なんて必要なかった(教来石小織)
映画の力を信じて途上国での移動映画館を続けてきた著者を襲った、突然の腹痛、そして入院――
動けない体で感じた、活動の信念に生じた迷いとは。そして、それでも映画に残されていると信じる可能性とは。
突然の入院明日から1週間、講演に打合せに英治出版オンラインの締め切りに忙しくなるぞと思っていた夜、腹痛に襲われた。病院に行くと、原因を告げられ、そのまま緊急手術をうけることになった。
状況を理解するまで