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連載「映画で貧困は救えるか」

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途上国の子どもたち向けに移動映画館を展開する著者。カンボジアをはじめとした世界各国5万人以上に映画を届けてきた実績とは裏腹に、活動の存在意義を自問自答する日々。食糧やワクチンを届… もっと読む
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2018年12月の記事一覧

スマホとYouTubeが普及しても、移動映画館を続ける理由(教来石小織)

スマホとYouTubeが普及しても、移動映画館を続ける理由(教来石小織)

映画を発明したと言われている人物は二組います。アメリカのエジソンと、フランスのリュミエール兄弟。前者が発明したキネトスコープは、覗き穴から一人で映画を観るタイプ。後者が発明したシネマトグラフは、映像をスクリーンに投影することによってみんなで映画を観るタイプ。
リュミエール兄弟は、「映画を発明したのではなく、映画を観る大衆を発明した」と言われています。人々をひとつの場所に集める――映画が持つこの力に

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映画からもらった夢に乗って、いま私は生きている(教来石小織)

映画からもらった夢に乗って、いま私は生きている(教来石小織)

6年間にわたり途上国の子どもたち向けに移動映画館を展開してきた著者。活動のなかで感じる葛藤や可能性と向き合っていく本連載ですが、そもそもなぜこの活動は始まったのでしょうか? 映画の力を信じる原点には、著者自身が映画に救われた体験がありました。
連載:映画で貧困は救えるか――「途上国×移動映画館」で感じた葛藤と可能性

心の貧困を知っている。

心がどんどん貧しくなるのはどんなときかということも。そ

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