英治出版オンライン
2018/11/15 17:00
日本の法律には、「死亡」の明確な定義はありません。医療の現場では、「死の三兆候」である自発呼吸の停止、心拍の停止、瞳孔の散大をもって死の宣告をしています。そして医師が死亡診断書に記入された死亡時刻が死の瞬間とされています。しかし、生と死の境目は、実はかなり曖昧なのではないでしょうか。古くは息が止まることが死を意味していましたが、医療の発展とともに、呼吸や心臓が止まっても治療できる病気が